終活・お葬式Q&A

生前予約は、まず「見積もり」を依頼する電話からという事を知っていますか?

対応のよいところを絞りこんでいくのがコツ。
生前予約をするには、見積もりをとって検討することが大事です。よく、「生きているうちに見積もりってとれるんですか?」と驚かれてることがありますが、もちろん、無料でとれます。応じてくれない葬儀社は、まず検討中です。

【1】葬儀社を選んで電話をかけます。対応がよいと思った2~3社から、パンフレットなどの資料を送ってもらいましょう。
葬儀社から届いたことがわからないように、無地の封筒で送ってもらうことも可能です。

【2】資料の内容がよろしければ、こちらの要望をまとめて見積もりを依頼します。

【3】送られてきた見積もりを比較検討し、よいものがあれば、電話をして、疑問点などの説明を受けます。

【4】説明の応対おもよければ、実際に葬儀社に行ってスタッフに会い、式場などを見学しておくと安心です。
会員になる場合、葬儀社の入会金の有無、互助会の積立金のシステム、脱会する場合の条件も確認しておきます。

実際に見積もりをとってみましょう。事前に条件をそろえておくと、比較がラクになる事を知っていますか?

見積もりをとるときに重要なのは、なるべく細かく条件を設定することです。

  • 資料のなかから希望のプランを選んで指定します。その場合、プランのなかに何が含まれているか、書きだしてもらいます。もしくは、要望を伝えて提示してもらいます。
  • 棺や遺影写真など、オプションでランクが指定できるものは選びます。
  • ドライアイスや安置料など、日数によって金額が変動するものは明記してもらいます。
  • 寝台車の搬送料は、「○○市から自宅まで」などと具体的に提示します。また、割増料金についても聞きます。
  • 料理は、人数(親族と一般)と1人分の予算(3千円くらいなど)を伝えます。当日、追加する場合、何人分からいくらでできるかも聞いておきます。
  • 返礼品も人数を伝え、1人分千円くらい、などと目安を伝えます。返品できるかどうかも確認します。

●見積もりをとるときのポイント

【1】「これ以上かからない」という見積もりを必ず書面でもらう。
当日の状況で変動する可能性がある場合は、ひとつひとつ具体的に説明してもらう。
 
【2】葬儀社が提案しているプランには、何が含まれているか確認する。
プランのなかにも費用が変動するものがある。
たとえば、ドライアイスは一般的に1日10kgで計算されているので、日数が増えれば金額が上がる。
 
【3】実費(変動費)といわれる料理、返礼品、寝台車や霊柩車などの搬送料、式場使用料、安置料、火葬料なども、必ず見積もりに入れてもらう。
 
【4】料理や返礼品の金額と数、搬送料、要望を同じ条件にそろえて、2~3社に依頼する。
料理(通夜は3~5人分のセット、告別式は1人分ずつのお弁当が一般的)や返礼品は金額と数、搬送料は距離と時間帯、式場使用料や安置料は日数をそろえる。要望は祭壇の種類など。


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